春のしらべをごちそうさま

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大学に入学してからバイオリンを始めた甥のオーケストラの定期演奏会で、フィンランド生まれのジャン・シベリウスの交響曲を聴きました。

そのしらべは、長い厳しい冬を耐え、ようやく春を迎え、すべてが深呼吸しながら伸びていこうとするものでした。

演奏後、満席の大ホールには、春の訪れの旋律に元気をもらった笑顔があふれていました。

指揮の米崎栄和氏は音楽大学を卒業せずにヨーロッパを中心に指揮者修業を重ねてきたとのこと。オリジナルな解釈で曲作りをされたのかと想像しながら、フィンランドの雪原と、ほのかな春の光を味わうことが出来ました。私も鍼というタクトを懸命に持ち、厳冬のようなつらい状態のからだが、春のしらべを奏で始めるようなはりきゅう治療を創りあげていきたいと思います。

楽器経験のない、楽譜も読めない甥は入学後の一年間でどれだけ練習をしたことでしょう・・
先輩たちはどれだけ彼の練習に寄り添って教えてくれたことでしょう・・・
3曲の第一バイオリンのパートを必死で弾いている彼からもらったものは

「いつだって始められる 努力を楽しめれば」

そうだよね、コンクリートの勉強なんかしているのはもったいない。
今はひたすらバイオリンを抱きしめて生きよう。

すてきなひとときを感謝&ごちそうさま!

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