とても久しぶりに風邪をひきました。
娘が私の誕生日会の時に置いていった本を思い出して、寝床で読み始めました。
「月の癒やし」
著者はオーストリアのチロル地方に伝わっている月のリズムに合わせて生活する伝承者で、本書原題は「自分の力で」とのこと。
月の力に導かれながら、自然との一体感を取り戻し、そして自分を癒やす…
わたしたちは、果てしない宇宙の一分子であり、自分もまた小さな宇宙を作っていて、その自分という宇宙のなかで、自分自身が主役となって生きる処方が書かれています。
経験を積んだ鍼師は皮膚の吹き出ものから内蔵のトラブルを読み取れると紹介されている文章があり、一瞬で著者のまなざしに魅了されました。
何より嬉しいのは、娘がこの本の価値に気づいて私に届けてくれたこと。
命として生きるすべを月に感じとったこと。
その感覚を持って今を生きている人々と出会ったこと。
もうすぐ夕暮れ。
今夜、月はどんなでしょう。
風邪対策を教えてもらいましょう。