昔、暮らしていた街を訪ねました。
犬と散歩した懐かしい道の片隅にかわいい野の花が咲いてました。
道路のアスファルトの小さな切れ目からすくっと立って。
こんなかすかな土の上に落ちた種。
もっとひろい場所でもっと大きく咲きたかったと思っているのか
ちょっと先にある下水道に落ちなくてよかったと思っているのか
与えられた環境を運命として受け入れて頑張る姿として見ると、とってもけなげです。
病気で声を出すことができなくなった方のドキュメンタリー番組で、語られていた「運命を受け入れる力」というフレーズがその花のたたずまいから突然わきあがってきました。
感謝で咲くことができたら、いい
どんなにちいさな切れ目であっても。