すだれ麩
その名のごとく?すだれのような凹凸模様
カチカチに塩蔵乾燥した麩
茨城県結城市特産品
今は亡き祖母の面影を訪ねて出かけた折り、郷土名産品として手に取りました
初めての食材
江戸時代は手間のかかる高級食材で冠婚葬祭用だったとのこと
四時間以上の塩抜き
それさえ済めば、
和え物
煮物
炒めもの
なんでもござれ
一年間の賞味期限
見事な保存テクニック
そして、高い栄養価
小麦粉から取り出す麩がタンパク質で出来ていることを今の栄養学は知っているけど、それを知らずに、麩を大事にした昔の人々はなにを頼りにこの貴重さを実感していたのだろう…
食材としてのパワーを嗅ぎとる力はどういうものなのだろう…
麩を作る手は、どれほど麩を愛おしく仕上げただろう…
手間というパワーが美味しさに変身していくのかもしれない
丹精のこもった味わいとして